こんにちは、ゆめちょこです。
今日はFPSの中でも特に要求スペックが高く、リアル志向で人気の「Escape from Tarkov」(以下タルコフ)を快適に遊ぶためのゲーミングPC選びについてお話しします。
実はタルコフでは、一般的なPCゲームとはちょっと違うPC選びのコツがあります。この記事では、そのポイントを初心者の方でも理解しやすいように解説します。
1. タルコフで最重要パーツはCPU!!
多くのPCゲームはGPU(グラフィックボード)の性能が重要で、CPUはそこまでシビアではありません。
しかしタルコフは、マップの構造やAI挙動、弾道計算など多くの処理をCPUが担当しており、CPU性能がフレームレート(FPS)や動作の滑らかさに直結します。
特に影響が大きいのがシングルスレッド性能です。
これは「CPUの1つの頭脳(コア)がどれだけ早く仕事できるか」を示す能力で、タルコフのような処理の重いFPSではとても重要です。
どのCPUを選べばいいの?「おすすめCPUを紹介!」

タルコフでは、最も重要なのがCPUです。
通常、ゲーミングPCを選ぶ時にはグラフィックボードを重要視しますが、タルコフでは違います。
下にオススメのCPUを紹介しています。
この表はタルコフで最も重たいマップ(STREETS OF TARKOV)でオンライン出撃時に出るおおよそのFPS値です。
CPUモデル | 平均フレームレート | おすすめ度 |
---|---|---|
Ryzen 7 5700X | 60~80FPS | ★★★★☆ (4/5) |
Ryzen 7 7700 | 70~90FPS | ★★★★★ (5/5) |
Core i7-14700F | 80~100FPS | ★★★★☆ (4/5) |
Ryzen 7 5700X3D | 90~120FPS | ★★★★★ (5/5) |
Ryzen 7 7800X3D | 100~130FPS | ★★★★★ (5/5) |
Ryzen 7 9800X3D | 120~160FPS | ★★★★☆ (4/5) |
※この表は、グラフィックボードによるボトルネックを考慮せず、CPU性能差による変化のみを示しています。

FullHD・WQHD・4Kどの環境で遊んでもCPUの影響でFPSはほとんど変わりません。
高い解像度で遊びたい場合はグラフィックボードを良いものにしましょう!
私のおすすめは、AMD RyzenのX3Dモデルです。
これらは「3D V-Cache」という大容量キャッシュメモリを搭載しており、ゲーム処理の速度が飛躍的に向上します。
CPUモデル | ソケット | 特徴・おすすめポイント |
---|---|---|
Ryzen 7 5700X3D | AM4 | 自作できる人にはおすすめ ※BTOなどには売ってないことが多い |
Ryzen 7 7800X3D | AM5 | ゲーム性能において超優れているCPU |
Ryzen 7 9800X3D | AM5 | 現行最強クラス。高FPSを目指す上級者向け |

特に7800X3Dは価格と性能のバランスが素晴らしいです!
2. メモリは最低16GB、できれば32GB

タルコフはマップ読み込みや戦闘中に多くのメモリを使います。
快適さを求めるなら32GBを強く推奨します。16GBでも動かせないことは無いですがマップによってはかなり厳しいことになります。

メモリが少ないと、マップ移動時のカクつきやフリーズの原因になります。
特に「SOT(ストリートオブタルコフ)」では大きく左右されてきます。
タルコフでパーティーを組んでプレイする予定がある人は32GBメモリを強く推奨します。
パーティーでプレイ数場合DISCORD(通話ソフト)で画面共有をして味方と位置共有をすることが多いです。
この画面共有が16GBだとかなり厳しいので32GBは欲しいところですね!
3. GPUは「CPUの足を引っ張らない程度」でOK

先ほどCPUが最も重要とお伝えしましたが、解像度や画質設定を上げていきたいならグラフィックボードも良いものを選ぶ必要が出てきます。
下におすすめのグラフィックボードを載せておきます。
こちらもタルコフで最も重たいマップ(STREETS OF TARKOV)でオンライン出撃時に出るおおよそのFPS値です。
CPUとGPUのバランスを見ながら選んでくださいね!

ちなみにこの後でバランスの良いBTOパソコンも紹介しているのでバランスを考えるのが面倒な方はそちらから購入すると楽ですよ!
GPUモデル | 平均FPS(FullHD) | 平均FPS(WQHD) | おすすめ度 |
---|---|---|---|
RTX 3060 12GB | 120~160 | 90~110 | ★★★☆☆ (3/5) |
RX 9060 XT | 120~160 | 90~110 | ★★★★★ (5/5) |
RTX 4060 Ti 16GB | 120~160 | 100~120 | ★★★★★ (5/5) |
RTX 5060Ti 16GB | 120~160 | 115~135 | ★★★★☆ (4/5) |
RTX 5070Ti 16GB | 120~160 | 115~135 | ★★★★☆ (4/5) |
RX 7800 XT | 120~160 | 120~140 | ★★★★★ (5/5) |
RX 9070 XT 16GB | 120~160 | 130~160 | ★★★★★ (5/5) |
※この表は、CPUによるボトルネックを考慮せず、グラフィックボード性能差による変化のみを示しています。

この表から見て取れるようにある程度のGPUがあれば、高いFPSが出せることがわかります。
ゲーミングPCを選ぶときは「ボトルネック」を避けることが大切です。
例えば、グラフィックボードが140FPS出せる性能を持っていても、CPUが60FPSしか処理できない場合、実際の表示は60FPSまでしか出ません。
逆に、CPUが高性能でもGPUが弱ければ、GPU側が足を引っ張って同じようにFPSが伸びません。
つまり、CPUとGPUの性能バランスを取ることが、快適なタルコフ環境を作るポイントです。
4. ストレージはNVMe SSDを選ぼう

タルコフはマップ読み込みが長くなりがちですが、NVMe SSDを使えばロード時間を短縮できます。
容量は500GB以上、できれば1TBを用意しましょう。
公式では19GB以上と表記されていますがこれは嘘です!
私のタルコフの容量は55.9GBとなっています。今後のアップデート・キャッシュを考えると70~100GBくらいは開けておいたほうが良いと思います。

5. おすすめメーカー別モデル紹介
ここからは、私が実際にチェックした中でタルコフ向けにおすすめできるメーカー別モデルを紹介します。

ちなみにこの記事を見てどれを買うのが良いか悩んでいる方は個別に相談を受け付けます。
問い合わせフォームから気軽に聞いてくださいね!
◆ MDL.make
コスパ最強!「Ryzen7 5700X3D × RTX 3060」

OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen7 5700X3D |
グラフィック | RTX 3060 8GB |
メモリ | 16GB(カスタム変更可) |
ストレージ(SSD) | 1TB(カスタム変更可) |
価格 | 148,800円 |
このPCの魅力は価格の安さです。本体価格は15万円前後という破格ながら「Ryzen7 5700X3D」というタルコフに最適なコスパCPUを搭載したモデル。
メモリは16GBとやや心もとないので32GBにカスタマイズすることを推奨しています!
このPCであればFullHD環境で90~120FPSは出せるはずです。

個人的にかなりオススメのPCとなっています。
15万円という破格でこの性能が出せるのは”神”です!
◆ ドスパラ(ガレリア)
Lightning-G AT7XW Ryzen7 7800X3D搭載

OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | GeForce RTX 3050 6GB |
メモリ | 32GB【DDR5】(カスタム変更可) |
ストレージ(SSD) | 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4)(カスタム変更可) |
価格 | 173,880円 |
個人的に最押しのCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載したPCです。
「Ryzen 7 7800X3D」を採用しているにも関わらず約17万という価格にも注目ですね!
具体的なFPS値としては大体100~130FPS、設定・マップ次第ではより高いFPS値を出すこともできます。
グラフィックボードはRTX 3050と旧世代のものを採用していますが、タルコフにおいてはコスパよく遊べるので良い選択肢だと思います。

下のURLにはメモリの増設カスタマイズ済みのものを入れてあります。
ストレージだけ自分好みのものに変更して購入してくださいね!
※上の購入ページで確認できない場合はコチラからカスタマイズして購入してください。
Lightning-G AF7XB Ryzen7 7800X3D搭載

OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | GeForce RTX 5070 12GB |
メモリ | 32GB【DDR5】(カスタム変更可) |
ストレージ(SSD) | 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4)(カスタム変更可) |
価格 | 243,880円 |
1つ上で紹介したモデルからグラフィックボードを強化したモデルの紹介です。
CPUは先ほどと同じ個人的に最押しの「Ryzen 7 7800X3D」を搭載。
グラフィックボードをNVIDIAの最新モデル「RTX 5070 12GB」を使用したモデルとなっています。
タルコフで最高の性能を発揮することはもちろんのこと、「モンスターハンターワールド」などグラボをフル活用する最新ゲームでも最高の性能を発揮してくれるPCとなっています。
お値段は少し張りますが、長いゲーム体験を支えてくれる良い買い物になることでしょう!

こちらも、下のURLにはメモリの増設カスタマイズ済みのものを入れてあります。
ストレージだけ自分好みのものに変更して購入してくださいね!
※上の購入ページで確認できない場合はコチラからカスタマイズして購入してください。
◆ フロンティア
FRGKLB650/SG4

OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | RX 9060 XT (16GB) |
メモリ | 32GB【DDR5】(カスタム変更可) |
ストレージ(SSD) | 1TB(カスタム変更可) |
価格 | 219,800円 |
こちらもイチオシのCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載したモデルとなっています。
注目ポイントとしてはAMD Radeonの最新グラフィックボード「RX 9060 XT (16GB)」を使用している点となっています。
上で紹介した「GeForce RTX 5070」と比べるとやや性能は劣りますがその分価格が抑えられるコスパの良いグラフィックボードです。
価格とスペックのバランスが取れたモデルとなっています!

私は過去にフロンティアでPCを購入したことがありますが、自信をもって進められるショップです!
◆ マウスコンピューター(G-Tune)
G TUNE DG-A7A8X

OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | RX 7800 XT |
メモリ | 32GB【DDR5】(カスタム変更可) |
ストレージ(SSD) | 1TB(カスタム変更可) |
価格 | 304,800円 |
このPCもイチオシの「Ryzen 7 7800X3D」搭載モデルとなっています。
グラフィックボードには「RX 7800 XT」を搭載しています。このグラフィックボードは一つ前の世代ながら最新世代のRX9060XTやRTX5060Tiより高い性能を持ったパーツです。
マウスコンピューターは他社のBTOメーカーと比べるとやや価格が高くなっていますが、その分手厚いサポートが充実しています。特に3年間のセンドバック修理保証が初期からついている点はかなりうれしいポイントです。
パソコンにあまり詳しくないPC初心者や故障などにも対応してほしい方にピッタリのメーカーとなっています。

他社の3年保証は大体3万~5万くらいが相場なようです。
その分が足されていると考えると価格面はそれほど悪くないかもしれません。
あとがき

ちなみにこの記事を見てどれを買うのが良いか悩んでいる方は個別に相談を受け付けます。
問い合わせフォームから気軽に聞いてくださいね!
最近、タルコフのためにパソコンを買い替えたこともあり、今回は「Escape from Tarkov に最適なPC選び」についてまとめてみました。
自分自身も購入前はかなり悩んで調べまくったので、この記事が少しでもタルコフプレイヤーのみなさんの参考になれば嬉しいです。
もしこれからPCを新調する方は、この記事で紹介したおすすめCPUやGPUの組み合わせを参考に、自分のプレイスタイルに合った一台を選んでみてください。
今後も、実際にプレイして感じたことや最新のパーツ事情などを交えながら、タルコフに役立つ情報を発信していければと思っています。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
良いゲームライフを!